スタッフブログ
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古いお家をリフォームするとき、
「かなり古いけれど、リフォームできるのかな」
「全部新しくした方がいいのかな」
と迷われる方もいらっしゃると思います。
先日、荒壁で作られた住宅のリフォーム現場で、壁や天井を解体しました。
すると、完成した状態では見えなかった昔の梁や柱、土壁、配管、職人さんが一つひとつ納めた跡が現れてきました。
築年数がたったお家だからといって、すべてを新しくすればよいとは限りません。
残せるものはあるのか。
直した方がいいところはどこなのか。
今の暮らしに合わせるには、何を変える必要があるのか。
まずは、その家を知るところから始めます。
目次
住宅は、外から見ただけでは分からないことがたくさんあります。
壁の中の柱や梁。
断熱材の有無。
配管がどこを通っているのか。
過去にどんな改修がされてきたのか。
雨漏りやシロアリなどによる傷みがないか。
特に築年数の経った住宅では、現在とは材料や工法も異なります。
図面が残っていなかったり、図面と寸法が異なっていたり、これまでに何度か手が入っていたりすることも珍しくありません。
そのため、リフォームでは計画段階ですべてを完全に決めきれるとは限りません。
解体して初めて見える部分を確認しながら、
「これはそのまま使える」
「ここは交換した方がいい」
「ここは補強が必要」
と、一つずつ判断していくことがあります。
天井を解体すると現れた既存の梁や小屋組。完成後には見えなくなる部分も確認します。
解体した現場を見ていると、
「昔の職人さん、丁寧に仕事してるなあ」
と思うことがあります。
長い間壁の中に隠れていたものですが、そこにも、この家をつくった人の手仕事が残っています。
もちろん、何でも残せばよいわけではありません。
現在の状態を確認して、交換した方がいい配管もあります。
補強が必要な部分もあります。
これから安心して暮らすために、新しい材料や設備へ更新した方がよいところもあります。
でも、
新しくできるから、新しくする。
ではなく、
まだ使えるのか。
これからも安全に使えるのか。
残すことに意味があるのか。
を考えてから決めたいと思っています。
壁を解体して現れた竹小舞と土壁。昔の家がどのようにつくられているのかも、現場で確認できます。
築年数の経った住宅をリフォームするときは、内装や設備だけではなく、これから安心して暮らしていけるかという視点も大切です。
たとえば、
などを確認します。
ただし、すべてを一度に工事することが正解とは限りません。
これから何年くらい住みたいのか。
ご家族の年齢や暮らし方。
今回のリフォームにかけられる予算。
今、一番困っていることは何なのか。
それによって優先順位は変わります。
設備交換だけで十分な家もあります。
断熱を優先した方が暮らしやすくなる家もあります。
まず耐震性を確認した方がよい家もあります。
建物の状態によっては、建て替えを含めて比較した方がよいこともあります。
同じ築年数だからといって、答えは同じではありません。
今回、現場の写真をInstagramのストーリーズに載せたとき、
「良きものは残して、次の世代へ」
と書きました。
リフォームの仕事をしていると、
「この家は、これまでどんなふうに使われてきたんだろう」
と思うことがあります。
家を建てた人がいて。
そこで暮らしてきたご家族がいて。
途中で手を入れた職人さんがいる。
今、私たちが見ている柱や梁、壁の中には、そんな時間も残っています。
私は、築年数のたったお家をリフォームするときには、
ご家族が大切にしたいことと、これから住み続けるうえで解消したい困りごとを一緒に考えたいと思っています。
でも、
丁寧につくられてきたもの。
その家らしさを残しているもの。
そういうものまで、古いという理由だけでなくしてしまうことは、もったいないなあと思っています。
残せるものは残す。
直すところは直す。
そして、今のご家族の暮らしに合うものを新しく足す。
それも、リフォームの一つの形です。
リフォームを考え始めると、
「キッチンはどこのメーカーにしよう」
「お風呂をどれにしよう」
「床は何を張ろう」
と、つい新しく入れるものへ目が向きます。
もちろん、それも楽しい時間です。
でも、築年数の経った住宅では、その前に一度、
この家の何を活かしたいんだろう
と見てみてもいいと思います。
残したい梁。
まだ十分に使える柱。
家族の記憶がある場所。
今ではなかなか見ることのできない、職人さんが一つひとつ手仕事でつくった造作。
逆に、これからのために直した方がよい部分。
その両方を見てから、次の住まいを考える。
リフォームは、古い家を新しい家に置き換えることだけではありません。
これまでの家を読みながら、これからの暮らしに合わせて整えていくこと。
そんな考え方もあります。
古い家だから、リフォームできない。
古い家だから、全部壊す。
そう決める前に、まずその家を見てみることが大切です。
家の状態と、ご家族がこれからどんな暮らしをしたいのか。
その両方を整理すると、残すもの、直すもの、今はやらないものが少しずつ見えてきます。
古いから壊すのではなく、今あるものを一度ちゃんと見る。
そこから、その家の次の暮らしを考えていきたいと思っています。
建物の状態によって異なります。築年数だけでは判断できないため、柱や梁などの構造、劣化状況、耐震性、今後の暮らし方などを確認して検討します。
必ずしもそうとは限りません。リフォーム費用や建物の状態、今後何年住みたいかなどによって判断は変わります。建て替えとリフォームの両方を比較した方がよい場合もあります。
建物の状況によっては、耐震診断や耐震改修をリフォームと合わせて検討できます。必要な確認や工事範囲は住宅ごとに異なります。
状態や計画によっては可能です。ただし、安全性や劣化状況を確認したうえで、残せるかどうかを判断します。
はい。「寒い」「設備が古くなった」「この家に住み続けられるか心配」など、まだ工事内容が決まっていない段階から整理できます。
リフォームには正解が一つではありません。 建て替え、リノベーション、部分リフォーム。 それぞれにメリットがあります。 「まだ何をするか決まっていない。」 そんな段階でも大丈夫です。 河井建築では、ご家族の暮らしや住まいの状況を一緒に整理しながら、 今の暮らしに合った選択肢をご提案しています。
👉【note記事はこちら】【河井建築|性能を「暮らし」に翻訳する建築士】

河井建築|性能を「暮らし」に翻訳する建築士
建物だけでなく、土地・資金計画・耐震・断熱・住環境まで含め、そのご家族にとっての住まいの最適解を一緒に考えています。
新築だけでなく、リフォーム、性能向上リノベーション、中古住宅購入など、住まいの選択肢は人によってさまざまです。
私は「家づくりに唯一の正解はない」と考えています。
だからこそ、お客様の想いや将来の暮らしを整理しながら、そのご家族に合った選択肢を一緒に見つけることを大切にしています。
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河井建築では、完成した家だけでなく、その家ができあがるまでの過程も大切にしています。
構造・性能・土地・資金計画まで含め、ご家族にとって納得できる家づくりを一緒に考えます。


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